
本格的にFPとしての活動を視野に入れるなら、2級資格は登竜門となるべき基礎知識が詰まっている資格と言えます!
TUNEが取得した時の体験談踏まえて魅力を紹介しますね!
FP2級の受験資格は?
FP3級は誰でも受験できるのですが、2級FP技能検定には受検資格があります。
以下のいずれかに該当していれば受検できるので、まずはチェックを!
2.3級FP技能検定、または厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
3.FP業務に関して2年以上の実務経験を有する者
要は、AFP認定者か3級合格者または、実務経験が必要ということですね。
(3級取得に向けては以下もチェックを!)

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FP協会ときんざいの違いとは?
まず最初に、FP2級/3級試験とも実技試験に関しては受験申込先の試験機関として、FP協会またはきんざい(金財)のいずれかを選択することになります。
では、どちらの機関で受ければ良いのか?
実技試験では、FP協会ときんざいのいずれかで以下試験科目の出題範囲が異なります。
試験科目 | (FP協会)資産設計 | 個人資産/中小事業 (きんざい) | 生保顧客/損保顧客 (きんざい) |
ライフプランニング | ○ | ○ | ○ |
リスク管理 | ○ | × | ○ |
金融資産運用 | ○ | × | × |
タックスプランニング | ○ | ○ | ○ |
不動産 | ○ | × | × |
相続・事業継承 | ○ | ○ | ○ |
FP協会の試験(資産設計提案業務)は、学科試験と同じく6分野全てから出題されます。それに対して、きんざいが実施している試験科目は、含まれない範囲があります。
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FP協会の実技試験(特徴)
問題の傾向としては、基本知識を問う問題が多いです。ひねりを加えた応用問題はあまりみられせん。
問題数は、全部で40問。1問がさらに最大4問で構成されていることもあり、実質60から70問程度出題されます。
特徴は、新聞やニュースを題材にした実務的な問題が多いことです。普段から、仕事で触れている人なら、なじみがある問題が多いと思います。
一方テキストに載っていない新しい問題が出題されることもあります。
ただし、このような問題は40問中のうちの1問2問にすぎませんので、心配する必要はないです。
他の問題を確実に解くことが出来るようにしましょう!
余裕があれば試験前はニュースや新聞記事などに関心を持って見ておくと良いでしょう。
きんざいの実技試験(特徴)
試験問題数は、事例形式5題かつ1題につき3問なので計15問出題されますが、その1題がさらに3つから4つの問題で構成されている場合があるため、実質的な問題数は40問程度となり、FP協会の実施試験よりも問題数は少ないです。
試験範囲は狭い分、深堀りしたマニアックな問題がでたり、テキストに載っていないような計算式や、多くの受験生があまり勉強してこなかったような計算式を使う問題が出されることもしばしばあります。
また問題数が少ない分、1問間違えた時のダメージは大きいと言えます。難易度自体は、きんざいの方が高い傾向あり。
結局どっちがオススメなの?
一般的にはFP協会のほうが難易度は低い傾向があります。
実際に多くの人がFP協会の方が解きやすいと感じていることから、難易度の差は少なからず合格率に影響しているといえます。
もし、試験団体などにこだわりなどがなく、合格を一番の目的としている人や今後AFPやCFPの取得まで考えている人は、FP協会がおすすめです。
きんざいでの試験をオススメするパターンとしては、専門的に知識のある分野を持っている人です。
先ほど上述したように実技試験で選択出来る受験科目が4つあり、試験範囲もFP協会と比べて狭くなっているので、その分内容が深く難しくなっています。
しかし、試験分野に対して事前知識を持っている人であれば、既に持っている知識を生かし少しの勉強で合格が狙えますので、生保顧客資産相談業務や損保顧客資産相談業務の科目であれば、出題範囲が4分野と狭くなっています。
保険会社に勤務している人や実務経験がある人にとっては有利に進められるでしょう。
FP協会ときんざいの違いまとめ
・FP協会の方が、きんざいより難易度が低い
・試験団体を選ぶ際は、自信の実務経験や事前知識の有無がポイントとなる
合格率は?
FP2級試験の合格率は、受験機関と試験区分により異なりますが、2013年以降の平均合格率は以下となってます。
受験機関 | 試験区分 | 平均合格率 (2013年5月~2019年9月) |
きんざい | 学験試験 | 24% |
実技試験(個人資産相談業務) | 33% | |
実技試験(保険顧客相談業務) | 41% | |
日本FP協会 | 学科試験 | 41% |
実技試験 | 56% |
専門知識を問うきんざいの試験よりも、基礎知識を問う日本FP協会での受験の方が、学科・実技試験両方とも合格率は高くなる傾向ですね。
また着実な試験対策は必要になりますが、国家試験の中でも比較的合格率は高い資格と言えます。
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効率的な勉強法
ココでいう勉強法は、「試験に合格するための勉強法」です。
網羅的に全てをおさえる勉強ではなく、効率良く最短で合格するにはどうしたらいいかということに主眼をおいてます。
多くの合格者の勉強法には共通点があり、それを実践するだけで合格率がアップします。
ではどうしたらいいか?
スバリ、「FP2級試験の過去問題を解きまくる」です。
少なくとも3級に合格している人は、最初にテキスト(教科書)も見る必要はないです。
いきなり問題集(過去問)を解きましょう。
問題集は、初見でも丁寧な解説で分かりやすい以下がオススメです。
試験に頻出する過去問を厳選しており解答に対する解説が詳細かつ丁寧なので、最悪テキストが無くてもこの問題集一冊を完璧にマスターすれば合格圏内に到達可能だからです。
とはいいつつ、3級試験に合格している人ならともかく2級の試験は難易度が上がるので初見で解くのが抵抗あるという人は、解説を見ながら解いてもOKです。
テキストは補足的に同じシリーズのものをセットで揃えると良いでしょう。
では本題に戻りますが、なぜ過去問中心に勉強すると合格できるのか?
過去問を調べてみると理由は分かります。
下記は過去問4年分(12回分)について、特に頻出している問題を調べたものです。
職業倫理と関連法規:12/12(100%出題)
⇒毎回1問目に必ず出題される
・リスクと保険
損害保険による個人のリスク管理:13/12(108%出題)
⇒1回の試験で2問出題されたケースあり
・金融
ポートフォリオリオ理論:12/12(100%出題)
・タックス
消費税:12/12(100%出題)
法人税における損金算入:13/12(108%出題)
⇒1回の試験で2問出題されたケースあり
・不動産
建築基準法:11/12(92%出題)
不動産の売買契約:11/12(92%出題)
・相続
小規模宅地の特例:12/12(100%出題)
⇒最後の2択問題の最後(30問目) or 3択問題の最後(60問目)に出題傾向あり
さらに、FP試験の合格の目安として以下を目標設定にしましょう。
過去5回分より遡ってしまうと、法改正による影響も多くなりあまり意味がありません。直近5回分を徹底的に解くことを心がけるようにしましょう。
また90点を目安にしているのは、試験本番での緊張感やちょっとした環境変化(問題文のページの使われ方など)、また応用問題が多く出題されても、合格ラインである6割を確実にとれるようにするためです。
1点、注意点があります。
過去問を勉強する際は、内容までしっかり理解するようにしてください。
というのも、過去問を何度もやっていると答えを覚えてしまって、問題文を少し読んだだけで、答えが分かるようになってしまうことがあるのです。
なんとなく問題の順番を覚えてしまい、それに紐づく答えを4つの選択肢の順番や位置で覚えてしまっているケースもあります。
答えを覚えてしまうと問題を解けてしまうことがありますが、本質的には内容を理解していないことで本番の試験では問題が解けないということがあるんです。
TUNEはこういった事態に陥らないように、例えば1回問題を解いたら2回目は間違ったところをランダムな順番で解いてみるなど工夫しながら、本質的な理解ができているかチェックするように心がけていました。
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勉強時間とかかる費用は?

ココではTUNEの過去実績も含めて、ご紹介するよ!
勉強時間
かかった費用
TUNEが2級取得にかけて費用は、約1.3万円でした。
①教材代 :約4,000円弱(問題集とテキスト)
②試験費用:約9,000円(試験費用が以外と高いのでなので一発合格しましょう!)
ご参考)こんな教材もオススメ!
テキストと問題集が1冊にまとめられた参考書でコスパ抜群!
3回~4回問題集を解けば十分合格圏内可能です。
TUNEがこれから受験するならコレ一択ですね!
まとめ
・過去問5回分を常に90点以上とれるまで問題を繰り返し解きましょう!
・過去問は、本質的な内容の理解に重点をおいて解くように心がけましょう!
・テキストを徹底的に勉強しない(あくまで補助的に使いましょう)
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