
TUNEが取得したCFPとはどんな資格なのか、また受験までの道のり、難易度・合格率、取得メリットまで一気に紹介します!
CFP®資格とは?
1992年に日本FP協会とCFPボード(米国のCFP認定組織)との業務提携に基づき、日本に導入されたファイナンシャル・プランナーのプロフェッショナル資格です!
・一国一組織により資格認定が行われている(日本は日本FP協会)
・CFP認定者は世界で18.8万人(内、日本の認定者数:2.2万人/米国に次いで2位)
いわば、国際的に認められたお金のプロ。
FPとして将来的に独立したい方や、金融系(保険/不動産/金融機関)やFP事務所にお勤めの方が自身のキャリアアップのために取得するには絶好の資格と言えるのです。
CFP取得までの道のり
CFPを受験するにはいくつかのパターンがあり、それぞれの条件があります。

TUNEは、実務経験が無かったので、FP3級受験からスタート!
CFP試験合格までの流れをざっと紹介しますよ!
②FP2級受験⇒合格 (翌年1月受験、3月合格証受領)
③AFP研修実施⇒修了(3月開始、修了)
④AFP登録⇒AFP認定(5月)
⑤CFP4科目受験(11月)→4科目合格
⑥CFP2科目受験(翌々年6月) →2科目合格(全科目クリア!!)
FP3級受験からCFP試験合格までにかかった期間(23カ月)
CFP取得までの道のり(おさらい)
⇒コスト:◎、CFP受験までの期間:△ (TUNEはこのパターン)
②AFP認定研修(基本過程)→FP2級→CFP
⇒コスト:△、CFP受験までの期間:◎
CFP®認定者になるには?
CFP®認定者を目指すには、大前提としてAFP認定者(他FP資格)であることがスタート起点になります。その上で認定者になるには、クリアしなければならない条件があります。
→同じ回での複数科目受験によるセット割引価格あり
・CFP®エントリー研修の受講(受講料:10,500円税込)
・3年以上の実務経験
CFP®資格審査試験(全6科目)
(勉強時間目安:500~1000時間)
CFP®エントリー研修
です。
3年以上の実務経験
日本FP協会認定「FPK研修センター」での実施する場合 (2020年6月現在)
CFP®資格を継続認定するには?
FPは、社会保障制度や経済環境、金融商品が日々変化する中で、顧客に対して常に最新の情報を保持してクライアントに提供できるように知識の向上に努めなければなりません。
CFP®・AFP認定者は、日本FP協会が定めた「継続教育単位」を取得し、更新手続きを行う必要があるのです。
【資格更新条件】
CFP®資格 | AFP資格 | |
---|---|---|
必要単位数 | 30単位以上 | 15単位以上 |
必須課目 | 「FP実務と倫理」2単位以上 | 「FP実務と倫理」1単位以上 |
必要課目数 | 「FP実務と倫理」を含む3課目以上 | |
課目 | ①FP実務と倫理 | |
②金融資産運用設計 | ||
③不動産運用設計 | ||
④ライフプランニング・リタイアメントプランニング | ||
⑤リスクと保険 | ||
⑥タックスプランニング | ||
⑦相続・事業承継設計 | ||
継続教育期間 | 認定者ごとに異なる本期間内で更新要※日本FP協会提供『Myページ』確認 |
ポイントは、教育期間内で30単位を取得することです!単位取得方法は、教育テストや、通信研修受講、書籍などの執筆活動、講師活動など多岐にわたります。→詳細はコチラ
合格率
日本FP協会が発表している下表の合格率を見る限りかなり低く見えます。
(直近2019年11月は7%)
CFP合格者数
試験日 | ①出願者数 | ②受験者数 | ③合格者数 | ④合格者輩出率 (③÷②) |
---|---|---|---|---|
2019年6月 | 11,967 | 9,878 | 653 | 6.6% |
2019年11月 | 12,101 | 9,996 | 697 | 7.0% |
合計 | 24,068 | 19,874 | 1,350 | 6.8% |
ただしこの合格者数は、その回の科目合格をもって6科目全てに合格に達した人数です。
それに対し受験者数は、その回で一科目以上受験した人数なので、全科目受験している人に対する合格者数では無いという点は抑えておきたいところです。
では実際の難易度はどの程度なのか? 下の図は、直近3回分の科目毎の合格率です。
科目別合格数
課目名 | 2019年度 11月試験合格率 | 2019年度 6月試験合格率 | 2018年度 11月試験合格率 |
---|---|---|---|
金融資産運用設計 | 29.6% | 31.0% | 35.7% |
不動産運用設計 | 36.9% | 36.9% | 38.5% |
ライフプランニング | 34.5% | 36.3% | 36.3% |
リスクと保険 | 35.3% | 35.2% | 36.9% |
タックスプランニング | 36.8% | 40.0% | 39.9% |
相続・事業承継設計 | 35.9% | 36.8% | 39.2% |
科目毎、各回毎のバラツキはあるもののどの科目も約30~40%の合格率です。
合格ラインの正答率は54%~64%です。
つまり、科目毎に6割強の得点で十分合格圏内に入ることができるのです。
取得メリット

CFPの魅力は大きいですよ!
TUNE自身が感じるメリットを体験談踏まえてご紹介しますね!
人脈が拡がる!
これが一番大きいですかね。
CFPの取得後は、継続単位を取得して資格を維持するため、研修の受講やスタディ・グループ(FP協会が承認した地域毎で設立されるグループで、勉強会などを行う)への参加、セミナーのお手伝いと、FP業界の方々と関わる機会が多くあります。
AFPやCFP®を取得している人は継続学習を通して知識も新鮮で、社長や弁護士など普段は会えない人も多いです!
TUNE自身も人脈を求めてスタディ・グループへ参加しましたが、皆さん学習への意欲が強く、経営者の方が多いため独立系FPを目指す方にとっても非常に勉強になります。
またFPフォーラム(ファイナンシャル・プランナーによる一般の方向けのセミナーや相談会)に運営側として参加することができるため、人脈とともに企画力やリーダーシップも養うことができると思います。
金融系業界への就職や昇格に有利になるケースがある
金融関係を中心に下記のような職種への就職へは有利になる可能性大です!
・一般企業(総務・経理職)
・公認会計士、税理士など法律関係の業務を行っている事務所
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